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資産運用とは、預貯金や株式、債券、投資信託といった金融商品などを利用して、手持ちの資産を効率的に増やしていく方法です。
「資産運用」というと生活に余裕のある人がおこなうものだという認識があるかもしれません。
しかし、資産運用には少額でも、早くから運用を開始することにより、効率的に資産を増やすことができる商品があります。
そこで、初心者でも気軽に始めることができる資産運用にはどのようなものがあるのか紹介します。
資産運用の種類は大きく分けて貯蓄と投資の2つです。
貯蓄は貯めることを目的とした資産運用で、投資は増やすことを目的とした資産運用です。
貯蓄と投資の主な金融商品には、以下のようなものがあります。
普通預金 |
・自由に預け入れ、払い戻しができる ・預金口座で最も一般的 ・決済や手元資金管理に利用 ・利率は定期預金などに比べ低い ・一冊の通帳に普通預金とともに定期預金を預け入れられる「総合口座」や無利息だが預け入れした金融機関が経営破綻した場合も全額保護される「無利息型普通預金」などがある |
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定期預金 |
・満期日(または据置期間)まで払い戻しをしない条件で一定の金額を預け入れる預金 ・原則、利率は普通預金と比べて高い ・貯蓄や中期運用に向いている |
定期積金 |
・一定の期間、月ごとに掛金を払い込み、満期日に掛金に給付補てん金を加えた契約給付金が支払われる ・貯蓄や中期運用に向いている |
投資信託 |
・「資産運用の専門家」である運用会社が、投資家(お客さま)に代わって運用を行う ・さまざまな対象に分散して投資をすることができる ・定額の定期購入では少額から投資することが可能 |
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外貨預金 |
・米ドルや豪ドルなどの外貨建てで行う預金 ・為替変動の影響を受ける ・預け入れ時と払い戻し時に為替手数料が発生する |
債券 (国債・地方債・社債) |
・国や地方公共団体、企業が資金調達のために発行する債券 ・利子や償還する期間、償還する金額などが決められている ・定期的に利子が支払われる |
保険 |
・将来のためにコツコツ貯めたい場合や、まとまった資金を預けたい場合に利用できる ・人の生死に関して保険金が支払われる生命保険の「第一分野」、偶然の事故による損害について保険金が支払われる損害保険の「第二分野」、生命保険と損害保険の中間に位置する医療保険、がん保険、介護保険などの「第三分野」に分類される ・資産運用向けの保険商品として、「年金保険」「終身保険」「養老保険」があり、円建てまたは外貨建てで運用される |
株式 |
・株式会社が資金を出資してもらった人に対して発行する証券 ・保有株式の割合に応じた経営参加ができる ・会社の利益および保有株式数に応じて配当がもらえる |
上記商品を碧海信用金庫では取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。※1
事前にお電話または来店予約サービスで来店予約していただきますと、スムーズにご相談いただけます。
※1 株式については、SMBC日興証券、SBI証券を委託金融商品取引業者として金融商品仲介業務を行っています。
資産運用するうえで利用したい節税制度が2つあります。
通常、投資信託などに投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った普通分配金に対して約20%の税金がかかります。
NISAでは「NISA口座(非課税口座)」内で購入した投資信託などから得られる利益が非課税となります。
2024年以降、非課税保有期間の無期限化、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能となり、年間投資枠が拡大されるなど、更に利用しやすい制度になりました。
iDeCo(イデコ)は、任意で加入できる、確定拠出年金法に基づく私的年金の制度です。
自分で運用方法を選んで掛金を拠出する制度で、掛金は全額所得控除となります。掛金を5年以上拠出し、60歳以降に老齢給付金として受け取ります。
運用益は非課税で、掛金と運用益の合計額を給付金として受け取ることができ、給付金受取時にも税制上の優遇措置を受けることができます。
より豊かな老後生活を送るための資産形成方法のひとつです。
資産運用においてリスクとリターンはそれぞれ3段階(ロー・ミドル・ハイ)に分けられ、ハイリターンを目指すと、ハイリスクになる傾向があります。
資産運用にあたっては以下のようなリスクについて、慎重に考える必要があります。
価格変動リスク | 経済動向などで日々価格が変動するため、投資元本を下回ることがあります |
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金利変動リスク | 金利が上昇すると債券価格は低下するため、投資元本を下回ることがあります |
信用リスク | 債権や株式を発行している発行体の信用力の変化によって価格が変動するため、投資元本を下回ることがあります |
為替変動リスク | 外貨建ての商品の場合、為替相場の影響によって価格が変動するため、投資元本を下回ることがあります |
カントリーリスク | 投資対象国・地域における政治・経済情勢の変化等によって市場に混乱が生じた場合などには、基準価格が下落したり、投資対象商品の運用方針にそった運用が困難となることがあります。 |
流動性リスク | 株式、債券、不動産などを売買する際に、市場規模、取引量、取引規制等により売買が極端に少ないために期待する価格どおりに取引できないことや値動きが大きくなることで不利な条件で換金せざるを得ず、その結果投資元本を下回ることがあります。 |
リスクへの対処法
資産運用には必ずリスクがあります。
大きく損をする可能性があっても大きな利益を狙いたいのか、利益は少なくてもリスクの小さいものがいいのか、リスクについてしっかり考える必要があります。
自らのリスク許容度や投資の目的などを考えたうえで、ご自身の状況に見合った商品を選ぶことが大切です。
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