MONEY COLUMN おしえて!めりっとくん

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「普通預金は超低金利...!金利の現状を理解して、 お金の増やし方を考えよう!」

「普通預金は超低金利...!金利の現状を理解して、 お金の増やし方を考えよう!」

金利

更新日:2022年02月04日

こんにちは!めりっとくんです。
みんなは「預金の金利」と聞いてどんなことを思い浮かべるかな?
最近は、金利が低いから銀行にお金を預けても利息がほとんど付かないって思っている人も少なくないはず。
実際に現在のへきしんの普通預金の金利は、年0.001%(2021年11月現在)。
100万円の半年ごとの利息は、
(1,000,000円×年0.001%×182日÷365=4.986...)+(1,000,000円×年0.001%×183日÷365=5.013...) なので、1年で9円しか付かないんだ。
どうしてこんなに金利が低いのだろう??

今回は金利が低い理由や、この低金利でどのようにお金を増やしたら良いのか、解説するよ。

そもそも金利って...?

「金利」とは、

お金を借りた人が、借りたお金に対して支払う利子の割合

のことを指します。

例えば、1年間で金利年5%というと、100万円借りた人は1年後105万円にして返す必要があるということになります。
銀行や信用金庫などの金融機関における「金利」は、お客さまからお預かりした預金を、個人や企業に融資するなど運用し、預金をしていただいたお客さまに利息を付けてお返しする、この利息(利子)の割合のことを指します。

前述したとおり、現在へきしんの普通預金金利は年0.001%と、かなり低いものとなっています。これはへきしんだけでなく、日本銀行の統計によると、現在の金融機関の普通預金平均金利は年0.001%と低水準になっています。どうしてこれほど、金利が低いのでしょうか。

「マイナス金利」って聞くけれど...?

「預金金利を上げてくれれば、もっと預金のしがいがあるのに!」と考える方もいるのではないでしょうか。しかし、金利が低い事には大きな理由があります。それは、日本銀行が2016年に導入した「マイナス金利政策」が大きく関わっています。「マイナス金利政策」についてはご存じですか?
その背景と目的について、詳しく解説します。

「マイナス金利」導入の背景

2016年当時、デフレ脱却のため、それまで行われていた「ゼロ金利政策」に代わって新たに導入されたのが「マイナス金利政策」です。

「デフレ」とはデフレーションの略です。物価が全体的に下がる現象を指します。物価が上がらないため企業の売り上げが増えず、従業員の給与も上がらない状態です。
このデフレから脱却し、景気回復を図る政策のひとつが「マイナス金利政策」です。

「マイナス金利」の仕組み

では、お客さまの預金金利もマイナスになるのかというと、そうではありません。
日本では、「銀行の銀行」と呼ばれる日本銀行に民間の金融機関はお金を預けています。この、

「民間の金融機関が日本銀行にお金を預け入れる際の金利を、-0.1%にする。」

これがいわゆる「マイナス金利政策」になります。つまり、民間の金融機関が日本銀行にお金を預けても利息が付かず、逆に一部預金に対する利息を日本銀行に支払わなくてはならなくなります。そうすると、民間の金融機関は日本銀行に利息を払ってまでお金を預けるくらいなら、企業や商店・個人などに融資をして利益を得ようと考えます。それにより、ローンの金利を下げるようになり、融資を受けやすくなった企業が商品の開発や設備投資に力を入れ、収益が増えると、その企業の従業員の給与アップへと繋がり、家計にも良い影響を及ぼします。ローンの金利の低下や、給与の増加は、消費を拡大させ、経済の活性化へと繋がっていくのです。このような経済の動きから、物価の上昇を促し、デフレ脱却を目指そうというのが「マイナス金利政策」となります。

私たちの生活への主な影響

「マイナス金利」は日本銀行と民間の金融機関の預金に関わるものであり、お客さまの預金金利がマイナスになるものではないとご理解いただけたと思います。とはいえ、市中の様々な金利の低下は私たちの生活に良くも悪くも影響を及ぼします。
良い影響としては、ローンの金利の低下によって支払う利子が少なくなり、ローン返済の負担が軽減されるという点があります。ローンを組むハードルが下がり、住宅や車などの大きな資金が必要なものの購入がしやすくなりました。
反対に悪い影響としては、金融機関の預金金利が低下したことで昔と比べて利息がつかなくなったことから、"貯金をしてお金を増やす"ということは難しくなりました。

低金利下のお金の増やし方

預金でお金を増やすのは難しくなりましたが、お金の増やし方は多岐に渡り、お客さまのニーズに合わせた商品はたくさん存在します。

お金は増やしたいけれど、元本割れなどのリスクは取りたくない...!

キャンペーン定期預金の活用

過去のキャンペーン定期預金の金利をみてみましょう。
碧海信用金庫 笑顔の定期2021冬のキャンペーンでは、窓口お預入れで1年契約の金利は年0.05%(税引前)でした。これは通常の定期預金(金利年0.002%)に比べ、金利が高いため、その分利息も増えますので、キャンペーン期間中の契約をおすすめします。

年金定期・退職金定期などの活用

へきしんで公的年金を受け取られている方が契約可能な「年金スーパー定期」、退職金受取後6カ月以内の方が契約可能な「退職金定期」など、一定の条件で金利が上乗せされる商品もありますので、是非ご活用ください。

定期預金は、元本割れすることがありませんので、数年以内に使う予定がある場合に向いてます。

多少のリスクを取っても、値上がり益を重視したい...!

「投資信託」での運用

NISAの非課税制度やiDeCoの節税効果を利用して、積立・分散投資を長期間に渡って続けることでリスクを軽減しながら、資産を増やすことが可能です。少額から始められるので、若い方にもおすすめです。
元本割れするかもしれないというリスクは伴いますが、預金金利以上のリターンを期待できるため、うまく運用することで資産を増やすことができるかもしれません。

「個人年金保険」「生命保険」の活用

「もしもの時」に備えながら、資金を貯めることが可能です。
様々な商品がありますので、お客さまの要望に合わせた商品をお選びいただけます。
長期的な運用に向いているため、しばらく使う予定がない資金が向いています。

他にも、へきしんでは様々な商品を取り扱っておりますので、店頭やお電話でもお気軽にご相談ください。