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1.モノを交換する機能
お金がなかった頃は、物々交換していたよ。お金があれば、交換してくれる相手を探す必要がなくなって、時間も手間もかからないよ!
2.モノの価値をはかる機能
お金は、それぞれのモノの価値が決められるから取引が簡単になるよ。
3.モノの価値を貯めておく機能
腐ったり壊れたり品質が変化しやすいモノは、貯めておけないよ。お金に交換しておけば、そのモノが持つ価値を保てるから貯めておけるよ!
1.みんなにとって価値があること
お金は、みんなにとって価値があり信用があることが大切なんだ。みんなが信じているから、お金なんだ!
2.単位が小さいこと
どんな金額でも表すことができるよう、1単位の大きさが十分小さくて、大きさや品質がそろっている必要があるよ。
3.材質が変化しにくいこと
お金は、腐ったり壊れやすいものでは困るよ。
大昔は、お金の条件に合うものとして、貝殻、稲、布などがお金として使われたよ。
その後、金、銀、銅などの金属の塊が使われ、さらに数えやすい貨幣(コイン)が作られたんだ。
そして、大きな金額でも軽い、紙のお金(お札)も使われるようになったよ。
※ 日本のお金には、お札(紙幣、正式な呼び名は「日本銀行券」という)と貨幣があるよ。
紙幣について
1.お札は、国立印刷局で印刷されるよ。
2.できたお札は、国立印刷局から日本銀行に運ばれるんだ。
3.日本銀行からお札が「日本銀行券」として発行され、銀行にわたるよ。お札は発行されて初めて、お金として使うことができるようになるよ!
貨幣について
1.貨幣(コイン)は造幣局で作られるよ。
2.できた貨幣は、造幣局から政府に引き渡されるんだ。
3.政府から貨幣が発行され、日本銀行に運ばれるよ。それから、みんなが使えるようになるんだ。
お札は、財務大臣の製造命令に従い、日本の中央銀行である日本銀行の発注に基づいて、国立印刷局が製造しているよ。
国立印刷局が日本銀行に納入するお札は、現在は年間およそ30億枚なんだって。お札の厚さは約0.1mmだから、30憶枚を積み重ねると約300キロメートルになって、富士山の高さの約80倍もの量になるよ!
国立印刷局から日本銀行に納入されたお札は、金融機関を通じて、世の中に供給されるんだ。
日本銀行によると、お札の平均寿命は一万円券で4~5年程度、五千円券と千円券は使用頻度が高くて傷みやすいことから、1~2年程度なんだって。
さまざまな使用状況により徐々に傷んでいくため、順次新しいものを製造する必要があるんだ。
国立印刷局では、需要に確実に対応するための製造体制を整えているよ。
日本のお札の用紙は、みつまた、アバカ(マニラ麻)などを原料としているよ。みつまたは、古くから和紙の原料として使われていて、明治12(1879)年に初めてお札用紙の原料として採用されてから、現在まで伝統が受け継がれているんだって。
お札は、長年にわたって人の手から手へ渡り、機械に通され、折り畳まれ、ときには水に濡れることもあるよね。状況によってさまざまに扱われるお札には、強い耐久性が求められているんだ。
また、偽造されにくいことも重要だよね。お札独特の色や風合い、触ったときの独特の感触は偽造発見の第一手になるよ。加えて「すき入れ(白黒すかし)」の精巧さは、偽造に対する大きな抑止力となっているよ。
※イラストはイメージです。
偽札を作ったり、偽札と知りながら使用した場合は、法律で罰せられます!
また、本物のお札の額面を書き換えたり、切ったりして変造することも同じように法律で罰せられます。
参考
日本銀行ホームページ キッズコンテンツ(https://www.boj.or.jp/z/kids/index.html)
国立印刷局ホームページ(https://www.npb.go.jp/ja/intro/tokutyou/index.html)
碧海信用金庫作成