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自転車の事故を防ぐには、交通ルールを守ることが重要です。
最近の自転車に関するルールはどうなっているんだろう?
令和5年4月1日施行 道路交通法 【自転車の乗車用ヘルメットに関する規定】 |
・自転車の運転者は、乗車用のヘルメットをかぶるよう努めなければならない。 ・自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。 ・児童または幼児を保護する責任のある者は、児童または幼児が自転車を運転するときは、当該児童または幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。 |
もしも自転車で事故に遭ってしまったときに自分の身を守れるように、ヘルメットをかぶりましょう。
自転車の走行位置は、どこが正しいのかな?ルールは変わったのかな?
基本は車道の左側のようだけど、道路の種類によって走行位置に注意が要るようだね。歩道を走行する自転車も見かけるけど気を付けないと危ないね。
男子小学生(11歳)が夜間、自転車に乗って坂道を時速20~30キロで下った際、歩行中の女性(62歳)に衝突した。女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となってしまった。 賠償金額:9,521万円(神戸地方裁判所 2013年7月4日判決) |
男子高校生が昼間、歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。 賠償金額:9,266万円(東京地方裁判所 2008年6月5日判決) |
※上記賠償金額は判決文で加害者が支払いを命じられた金額です。裁判後の上訴により、加害者が実際に支払う金額とは異なる可能性があります。
判例のように、自転車の事故は大人だけでなく子どもも起こしかねない事故です。自転車事故を起こしてしまい、高額な賠償金を請求されるケースも見られます。未成年が事故を起こしてしまったら、その保護者である親が賠償金を支払う責任を負います。自転車に乗る家族がいる方は、もしもに備えておくと安心です。
事故類型 | 2023年の件数 |
---|---|
人対車両 | 3,208件 |
車両相互 | 63,629件 |
車両単独 | 5,497件 |
列車 | 5件 |
合計 | 72,339件 |
出会い頭構成率 | 46.5% |
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)交通事故の発生状況 2023年調査 3-7-1(外部リンク)を加工して作成
2023年の一年間に発生した自転車事故は、72,339件と多くありました。事故のおよそ半数は、出会い頭で起きているようです。曲がり角や交差点付近を通るときは、より慎重に運転しましょう。
状況 | 致死率 (死傷者のうち死者の占める割合) |
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着用 | 0.31% |
非着用 | 0.57% |
出典:警察庁ホームページ統計表「交通事故の特徴について 令和5年(2023年)公表日:令和6年3月7日」(外部リンク)を加工して作成
交通事故時にヘルメットをかぶっていない場合、かぶっている場合と比べて致死率が約1.9倍に上がります。万が一に備えて、自転車に乗るときはヘルメットを着用しましょう。
愛知県では、2021年10月1日から自転車利用時のヘルメット着用が努力義務とされ、自転車保険への加入が義務化されました。 |
自転車保険とは、個人賠償責任保険が特約で付く傷害保険または個人賠償責任保険のことです。一般的に、自身の運転中のケガを含め、自転車事故の被害者への損害賠償に備えることができます。もしも事故を起こしてしまっても自転車保険に加入していたら、万が一の高額な賠償請求にも対応できます。