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ことら送金は、個人宛ての送金サービスです。ことら送金について、聞いたことがあるもののどのようなサービスなのかわからない、そもそも聞いたことがないという方もいるでしょう。 そこでまずは、ことら送金の概要と仕組みをご紹介します。
ことら送金とは、ことら送金に対応している金融機関のアプリで利用できる個人宛て送金サービスのことです。1回あたり10万円を上限とし、手数料無料で個人宛てに送金できます。 送金サービスの多くは、相手の口座番号などの口座情報を指定する必要がありますが、ことら送金を使えば口座情報がわからない場合でも、メールアドレスや電話番号などの情報がわかれば送金が可能です。手数料無料で個人間での送金ができるため、さまざまな場面で活用できる便利な送金サービスです。
ことら送金に対応している金融機関アプリから利用でき、同じくことら送金に対応している金融機関口座へ送金をするという仕組みです。口座情報がなくても、アプリに登録されているメールアドレスや電話番号がわかれば送金ができるため、手軽に送金ができることが特徴です。 ただし、ことら送金を利用するには、利用している金融機関がことら送金に対応している必要があります。自分の取引している金融機関がことら送金に対応しているかは、事前に確認しておきましょう。
「ことら」とは、小額送金を意味する「小口トランスファー」の略称です。プロジェクト名を決める際の候補として使われていたものですが、社内での人気が高かったために、この名前で決定されたそうです。 ことら送金は、小額送金の意味する通り、送金は1回につき10万円までという決まりがあります。名前の由来について理解しておくと、どのような制度なのかということも理解しやすいでしょう。
ことら送金は、送金する人がアプリをインストールすれば簡単に利用できます。ことら送金の使い方は以下の通りです。
ことら送金の使い方
メールアドレスや電話番号で送金を受け取る際は、受け取り口座と携帯電話番号の紐付け登録が必須です。必ず、アプリ登録と紐付け登録を完了しておきましょう。
ことら送金を利用することには、以下のメリットがあります。
・送金に必要な情報が少なく、手数料がかからない
・別アプリ同士でも迅速に送金ができる
・送金時にメッセージを送信できる
ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
ことら送金が持つ最大のメリットは、送金に必要な情報が少なく、手数料がかからないことです。
前述の通り、ことら送金は、金融機関名や口座番号がわからなくても送金することができます。多くの送金サービスは金融機関の情報を入力する必要がありますが、ことら送金を使えば、金融機関の情報がなくてもメールアドレスや電話番号さえわかれば送金可能です。
また、個人間の送金サービスは手数料がかかることが多いですが、ことら送金の手数料は無料です。手軽に個人間で送金できる点は嬉しいポイントといえます。
別アプリ同士でも迅速に送金ができる点もメリットです。
ことら送金を利用するためには、サービスを提供している金融機関のアプリをインストールしておく必要があります。しかし、送金元と送金先が同じアプリの必要はなく、異なるアプリ同士でも迅速に送金できます。
ことら送金が利用できるアプリの一例としては、Bank Pay、J-Coin Pay、SBI新生銀行アプリ、みんなの銀行アプリ、三井住友銀行アプリなどが挙げられます。
送金と同時にメッセージを送れる点もメリットです。送金する場合、何かを伝えたいということもあるでしょう。この際、わざわざ別のツールを使ってメッセージを送る必要がなく、送金時にメッセージが添えられます。
送ったメッセージは、ことら送金を行ったアプリ内で確認でき、受け取ったメッセージは送金内容と併せてメールやSMSでも確認可能です。アプリ次第ではありますが、明細にメッセージが記載されるものもあります。
ことら送金は、手数料や必要な情報が少なく、利用しやすいなど多くのメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。
・送金先が対応をしていない可能性がある
・一日あたりに送れる金額が少ない
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
ことら送金は、全ての金融機関が対応しているというわけではありません。
受け取る側がことら送金に対応していない場合は、ことら送金はできません。
また、ことら送金を利用する際には、アプリ上で金融機関情報と電話番号を紐付けしておく必要があります。必ず設定をした上で送金しましょう。
ことら送金は、1回の送金額の上限が10万円、1日あたりの送金上限金額が10万円と定められています。※アプリによって異なる場合があります。
「割り勘したい」「お礼をしたい」などの理由でことら送金を使うのであれば、利用上限金額が気になることは少ないでしょう。しかし、まとまった金額を送金したい場合は上限金額に阻まれて全額を送金できない可能性があります。
送金したい額が大きい場合は、複数回に分けるか他の送金サービスを利用する必要があるでしょう。
ただし、利用するアプリ次第では、1日あたりの送金回数に制限が掛けられていることもあるため、注意が必要です。
ことら送金を利用したいと思ったものの、初めて利用する場合は不安な点や疑問点が生じることもあるでしょう。そこで最後に、ことら送金に関するよくある質問に回答します。
疑問点を解消した上で、ことら送金の利用を検討しましょう。
ことら送金は、自分で複数の口座を持っている場合にも利用可能です。送金する口座と送金を受ける口座を指定できますので、お金の移動が簡単にできます。
例えば「給与の受取口座から他行庫の住宅ローン引落口座への振替する」といった使い方が自宅に居ながら無料でできます。
とはいえ、送金金額には10万円という上限があります。上限を超える場合は別の日に送金するなど、自分宛であっても送金金額にはご注意ください。
ことら送金は、受け取る側がことら送金を使えるアプリに事前に登録しておけば、送金時に口座番号を入力しなくてもメールアドレスや電話番号がわかれば送金できます。しかし、口座番号を指定しての送金であれば受け取る側はアプリの利用は必要ありません。
メガバンク、地方銀行、多くの信用金庫をはじめ、2024年1月10日時点で200を超える金融機関で対応しています。他の金融機関も随時対応予定のため、利用を検討している時点で対応している金融機関は以下からご確認ください。
※外部サイトへリンクします。
ことら送金は個人宛の送金サービスのことで、アプリでのみ利用可能です。一方で振込は店舗・ATM・インターネットバンキングなどで利用でき、個人宛以外に法人宛にも対応しています。つまり、送金手段や法人宛に対応しているかどうかで異なります。また、ことら送金と振込では取り扱いできる上限金額も異なります。
ことら送金は、手数料がかからず手軽に送金できるサービスです。個人間の送金に活用してみてはいかがでしょうか。アプリや対応している金融機関をご確認の上、割り勘や少額の受け渡しなどにぜひご活用ください。